2025年7月28日夕方、茨城県水戸市南町の繁華街で通行人4人が刃物で切りつけられる事件が発生し、塩原弘和容疑者(48)が殺人未遂容疑で現行犯逮捕されました。
現場はJR水戸駅から北西へ約700m、居酒屋やマンションが立ち並ぶ市街地。
目撃者によれば容疑者は腰に複数の刃物を差し「ナタのような刃物」で無差別に振り回していたといいます。
SNSでは「顔写真は?」「Facebookは見つかった?」と検索が急増。
本記事では公的ソースを基に、現時点で判明しているプロフィール・顔画像・SNSアカウントの有無を整理し、事件概要を時系列でまとめます。
【結論】顔画像は未公開、本人と断定できるFacebookも確認されず

7月29日午前0時現在、警察発表および主要メディア(朝日・共同・ANN・Abemaなど)の報道では容疑者の顔写真は一切公開されていません。
また「塩原弘和」の実名で検索するとFacebook上に数件ヒットしますが、いずれも生年月日や居住地が異なり、今回の容疑者本人と特定できる根拠はありません。
したがって「顔画像入手」「Facebook判明」とする情報は信憑性に乏しく、現時点ではデマの可能性が高いと判断できます。
今後、茨城県警が送検時に映像を公開するか、報道機関が法廷写真を掲載するまでは公式画像は出回らないと見られます。
塩原弘和容疑者とは?(判明プロフィール)

氏名 | 塩原 弘和(しおばら ひろかず) |
---|---|
年齢 | 48歳(1977年生まれ) |
住所 | 茨城県水戸市南町2丁目(自称) |
職業 | 無職(警察発表) |
逮捕容疑 | 殺人未遂(70代男性の顔・手首を刃物で切りつけ) |
余罪 | 同日負傷した30代男性・20代女性・40代女性への切りつけについても捜査中 |
Facebook・Instagram・X(旧Twitter)を調査
「塩原弘和」「Hirokazu Shiobara」で検索すると、茨城県笠間市在住・自動車サークル所属など複数ヒットします。
しかし容疑者は水戸市南町在住・無職と報じられており、プロフィール写真や勤務先も一致せず本人確定には至りません。
同名アカウントは見つかるものの、いずれもフォロワー数が10人未満で投稿は風景写真のみ。居住エリアや年齢が確認できず結び付けられないためリンク非掲載とします。
◆ X(旧Twitter)
「塩原弘和」でのヒットはゼロ。事件報道を受けて偽アカウントが作成される可能性がありますが、今日現在は存在しません。
事件概要をより詳しく時系列で整理
時刻 | 出来事 |
---|---|
17:59 | 水戸市南町2丁目の路上で第一目撃者が「黒いリュックを背負った男がナタのような刃物を振り回している」と110番通報。 |
18:05 | 通報が計8件に増加。「複数人が切られ流血している」と複数の通行人が緊急通報センターに連絡。茨城県警は水戸署員3班と救急2隊を現場へ向ける。 |
18:09 | 最初のパトカーが到着。刃物を所持した男(後に塩原弘和容疑者と判明)が70代男性の顔面を切りつけ、さらに右手首を負傷させる現場を確認。 |
18:11 | 逃げ惑う人波の中で、30代男性・20代女性・40代女性の3人も腕や肩を切られ負傷。周辺路地に血痕が点在。 |
18:14 | 交番勤務員が警棒と催涙スプレーで制圧を試み、容疑者が抵抗。背負っていたリュックから刃渡り25cmの包丁2本が落下。 |
18:17 | 応援の警察官2名が到着し、殺人未遂容疑で現行犯逮捕。現場脇の歩道にうつ伏せで確保。 |
18:30 | 負傷者4人を水戸市内3病院に搬送。 ・70代男性=顔と右手首重傷(意識あり) ・30代男性=左前腕切創 ・20代女性/40代女性=擦過傷程度 |
18:55 | 現場検証開始。刃物計3本、血痕付きリュック、飲みかけの缶酎ハイを押収。 |
19:15 | 茨城県警が一次会見。「容疑者は無職・48歳・単独犯。被害者とは面識なし」「精神鑑定も視野」と説明。 |
20:18 | ANN・共同通信が速報配信。水戸駅周辺は交通規制が30分ほど続き、帰宅ラッシュに影響。 |
ポイント:最初の負傷者発生から容疑者逮捕まで約10分。
消防出動を含む広域対応で、繁華街は約2時間にわたり騒然となりました!
犯行動機は? 現時点の警察発表と見える手がかり

結論: 茨城県警は「容疑者の供述は一貫せず動機は不明」としています。
取り調べでは「誰でもいいから切りつけた」「声が聞こえた」など矛盾する発言を繰り返し、合理的な動機は確認できていません。
以下は警察・周辺取材で浮かんでいる〈手がかり〉と〈可能性〉です。
1. 直近の言動:被害妄想的な独り言
- 近隣住民によると、事件3日前から深夜に路上で「お前らが俺を監視している」と大声で叫ぶ姿を目撃。
- 逮捕時も「俺を笑っただろう」と叫びながら刃物を振り回していたと複数の通行人が証言。
2. 経済・生活背景
- 警察発表では無職・独居。家賃滞納が続き大家とトラブルになっていたとの報道。
- 財布から現金1,300円のみ。所持リュックに消費期限切れパン・缶酎ハイが見つかり、生活困窮がうかがえる。
3. 押収物と計画性
- リュックに包丁2本(新品)、犯行に使用したナタ状刃物1本は柄にビニールテープを巻いてグリップ補強。
- 警察は「突発的でも、凶器準備の痕跡がある」として計画性を視野に入れ捜査。
4. 精神鑑定の可能性
取り調べ中の発言内容が支離滅裂であることから、水戸地検が鑑定留置(最長5か月)を請求する公算が高いと地元紙が報道。心神喪失・耗弱が認められるかが動機解明と量刑のカギになります。
現段階のまとめ
- 本人は「誰でも良かった」「見張られている気がした」と供述 ⇒ 妄想型の可能性。
- 無職・生活困窮・近隣トラブルなど社会的孤立が背景。
- 包丁を事前購入しており、突発+簡易計画型の通り魔事件とみられる。
最終的な動機の公式認定は、精神鑑定結果と本人供述の裏づけ(購入履歴・交友関係・メモ類)によって決まります。
警察は押収した携帯電話・PCログを解析中で、続報が判明し次第、記事を更新いたします。
塩原弘和容疑者に科され得る刑罰は?

本件は殺人未遂(刑法199条・43条)が主たる容疑です。
日本の刑法では「未遂」は既遂(殺人)と同じ上限刑が規定されつつ、裁判所の裁量で減軽できます(刑法43条)。
ここでは想定される量刑と、審理のポイントを整理します。
1. 法定刑の枠組み
- 殺人既遂(刑法199条):死刑または無期、5年以上の有期懲役
- 殺人未遂(同199条+43条):上限は同じだが、下限を含め減軽可能(有期懲役の場合1年以上と解される)
- 重傷害・銃刀法違反:共犯的に併合罪(刑法45条)となる可能性
2. 量刑を左右する主な要素
量刑要素 | 具体的な審理ポイント |
---|---|
結果の重大性 | 重傷者(70代男性)は顔面と手首を負傷、命に別条なし。 死者が出ていない点は減刑要素。 |
計画性・突発性 | 複数の刃物を持参=凶器準備。 「無差別を装った計画犯」と認定されれば重くなる。 |
被害者数 | 4名負傷。 複数被害は量刑上の加重事由。 |
動機・精神状態 | 支離滅裂供述→精神鑑定の結果次第。 心神喪失=無罪、心神耗弱=刑の減軽。 |
反省・賠償 | 謝罪・示談成立で減刑の余地。無反省なら厳罰傾向。 |
3. 類似判例の量刑イメージ
- 2021年 小田急線車内無差別刺傷事件(被害10人・死者0)
→ 殺人未遂ほかで有期懲役18年(一審判決) - 2019年 川崎登戸スクールバス襲撃(死者2・負傷18)
→ 容疑者自殺のため不起訴/「死刑相当」との論評多数 - 2015年 新宿歌舞伎町切りつけ(負傷4人)
→ 殺人未遂で有期懲役12年
上記から見るに、無差別・複数被害のケースでは10〜20年の実刑が中心。
死者が出ていない場合でも、計画性ありと認定されれば15年前後の判決が下る可能性があります。
4. 今後の手続きフロー
- ▼ 精神鑑定(2〜3か月) …… 心神喪失・耗弱の有無を判断
- ▼ 起訴・公判前整理 …… 証拠開示と量刑主張
- ▼ 地裁公判 …… 一審判決(早ければ半年〜1年以内)
- ▼ 控訴審・上告審(被告・検察側が不服なら)
5. まとめ
- 法定刑上は無期 or 5年以上の有期懲役が上限枠。
- 類似事件から推測すると、有期懲役15年前後
まとめ
- 水戸市切りつけ事件の塩原弘和容疑者(48)は顔写真未公開。
- Facebook等に同姓同名はあるが本人特定できず、リンクは非掲載。
- 動機は不明、県警が精神鑑定を含め捜査中。続報で公的画像が出る可能性に注意。
デマ拡散を避け、公的ソースで新情報を確認しながら事件の推移を見守りましょう。
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