最近、救急車を背景にしてSNSで写真を投稿する「救急車なう」が話題になっています。このトレンドは、救急車が「SNS映え」する場所として見られることがあり、実際には緊急性が低いにもかかわらず救急車を利用する例が増えています。今回は実際に投稿されているものをまとめてみました。
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投稿一覧
救急車なうに使っていいよ pic.twitter.com/vO8n7prAc2
— ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ (@llmyn_) October 16, 2023
警察来て、警察が救急車呼んで、救急搬送されてるなう。 pic.twitter.com/cSx0oPjMCi
— みけ@DING DUCK (@Rainyon_810) October 14, 2023
事故って救急車なう! pic.twitter.com/T4duWWwdii
— からん (@calaanjah) June 19, 2021
やっちまった、救急車なう
— 板倉 (@itakuraworks) April 25, 2022
※軽症です。 pic.twitter.com/9udXV4Ex3A
救急救命士としての見解
いかがでしょうか。他にも似たような投稿がたくさんありました。筆者は元々救急救命士として仕事をしていました(詳しくは下記の関連記事を参照してください)。軽傷で救急車の必要性がない事案は、全事案の半分程度もありました。それだけでも良くないことだと思いますが、尚且つ写真や動画でSNSに投稿すると言うのは「ふざけるな」と思いますね。救急車は無限ではありません。どこかに出動すると、同じ地域でもう1件救急事案があった場合に、次に近い消防署から救急車が出動します。つまり、当たり前ですが現場到着が遅れます。重傷の患者への対応は、1分1秒の違いで命に関わります。そのことを考えて救急車の利用を実施してほしいと筆者は考えます。
消防士(救急救命士)パワハラ、激務についての実情を紹介
自己紹介 簡単な自己紹介をさせて下さい。私は消防署に入って10年、救急救命士として5年間働いてきました。 火災はもちろん沢山出動しましたが、救急出動で救急車に乗っ…
岡山市消防局がこの問題に対してSNSを投稿しましたね。こういう呼びかけはとても大事だと思います。ですが、根本的問題の解決にはやはり”救急車の有料化”が一番効果的だと思いますね。
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